• 反田孝之

「大人の世界は眉唾だ。だまされてはいけない。」

一年ぶりの小学校授業。今年も5年生。


マスクしっぱなしで最後までやったよ。俺って大人だな。。


でも私が決めたこの度の主題、「自然界はバランスが大事で、人間にとって悪いものをやっつけようとすると必ずバランスが悪くなって他の問題が起こる。」ということはしっかり伝えておいた。


ついでに、「先生には怒られるかもしれないけど、手の消毒とかあんまりやり過ぎると、田んぼの農薬と一緒でバランスが悪くなるぞ。石鹸で体を毎日洗ってると皮膚がダメになるぞ。風呂で石鹸は1年に3回くらいでいいぞ。」ってあたりが一番盛り上がった。家に帰って伝えるだろうから親に睨まれるかな。


小学校の爆破予告騒動のせいで給食のお呼ばれはなしに。だから恒例の最後の締めを忘れてしまった。農家に感謝なんてしなくていい、作物や生き物の無念を思って食べとくれ、ってやつ。きれいごとを言うのがどうも性に合わんのよな。いつも必ず学校の反対を何か言うのに、相変わらず呼んでくれる学校は大したもんだ。


塾の頃はもっと過激に言っていた。でも親からのクレームは皆無。たった一つだけ、ついにクレームか!というのがあって、「先生は娘(中2)に酒を飲んで来いとおっしゃったそうですね。」と電話で母親。いや、まあ、とかどもっていると、「先生は娘をよく見ていらっしゃいます。うちの子はそのくらいがちょうどいいんですよねえ。」と。その子が唯一、成人して美人になってここまで遊びに来てくれた子だ。お酒もう飲めるんですよ、で一緒に酒を飲んだ。


何で反田は苦情が来ないんだ、と同僚らがいつも不思議がっていた。一応教育効果を考えてネタは厳選している(笑)。根底には、「大人の世界は眉唾だ。だまされてはいけない。」というのがある。子供をフィルターにして伝わる限り、それの方針に沿っていればクレームは来ない、というのが私の持論だった。当たっていたかどうか。


今は専業農家。すっかり遠い世界になってしまった。

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底冷えする日々が続いていたのに、昨日から急に春。寒さでちょっと怠け気味だったけれど、こうなるとやらねばならん。 ちょっと前に、女房が息子のために「神々の山嶺」というマンガ本(全5巻)を買ってきた。当然私にも面白い。寒くて怠けているくせに、読んでいて久しぶりに無性に雪山に行きたくなってきた。ただし漫画本と違って私の場合はクライミングではない。私は岩はやらない。ワンダリングというか、面的移動の専門であ