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  • 執筆者の写真反田孝之

ついに恐れていた雨がちの11月となった

3日前から、降り過ぎ。自宅の庭に鍋を置いて観察していて、毎日70ミリ以上は溜まっている。この雨は明日まで続くというからかなり焦る。


焦るのは準備中のゴボウ畑だ。これだけ水を吸った畑はすぐには入れない。いや2~3日で入れることは入れるが、作物の生育に面白くないレベルでは入りたくない。となるとこの涼しい11月に理想の状態がやって来るかどうか。そのうちには来るかも知れぬが、それでは播種が集中して後々苦労が増える。


それともう一つ。トレンチャー由来の「落ち込み」が発生している可能性がある。播種前からあの光景を見たのでは、収穫までの8か月間ずっとテンションが上がらない。落ち込んだ場所は例外なくゴボウの歩留まりが下がるのだ。といって今さらトレンチャーをかけ直す選択肢はない。まあ、こんなに降っているのだ。間違いなく発生はしている。問題は、程度だ。


それにしてもこの雨がちの11月が、ついに来たなと。たびたび書いてきたことで、大豆収穫~調整を内製化した3年前からずっと心配していたことだ。現状、冬の到来までに大豆をすべて自前で処理し、かつゴボウトンネルを30棟建てるというのは、物理的に辛うじて可能なことであるのだ。つまりちょっとでも雨がちであるとか、私や家族の健康に何か問題が起きるとか、他に作業に支障をきたす何かがあったなら、これらのすべての遂行は不可能になる。もちろん不可能だからとやらねば大変なことになる。そして11月というのはしばしばこういう雨がちな年があるものだ。この3年はまったくもってラッキーだったと言うしかない。


そしてついに来た今年。図らずも大豆の大不作とゴボウの縮小。まだこれからの天気次第ではあるものの、おかげでというか何というか、これなら何とかなりそうである。私が死ぬ(本当に死ぬ)リスクがないというのも何とも心地よい。


常時雇用体制の構想を諦めた今、冬前のこの現実を考えると、ゴボウの縮小というのは必然なのかもしれない。そしてもう一つの大豆。当面7ha台の作付けは維持したいので、工夫が必要。品種を選ぶことが案の一つ。試しの今年、上手くいっている。

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