top of page

ほぼ、被害なし

  • 執筆者の写真: 反田孝之
    反田孝之
  • 2022年9月20日
  • 読了時間: 2分

降雨帯がずれて、すっかり事なきを得た。被害といえば、部分的に大豆が倒れているくらい。でもほとんど収穫ロスにはならないだろうという程度。


しかし心は晴れない。代わりに被害を被った地域があるのだ。島根県の西端や山口県ではそれなりの被害と聞く。そこに途方に暮れている農家がきっといる。


市場出しの農家は、他の産地の被害に一喜一憂する。仕方がない。それで市況が大きく変わるのだから。幸いなことにうちは市況に左右されることは「ほぼ」ないし、あっても量が知れているので誤差の範囲だ。例えば仮にお得意様のスーパーで別の産地のゴボウが競合して、うちの取り扱いが減ったとしても、総生産量が少ないので、どうせ他で売れてしまう。だから変な焦りがなくて精神安定上よい。同時に他人の不幸を喜ばずに済むということだから、これって心から嬉しいこと。何から何までありがたい人生である。


被害に遭った農家の皆さん、さあ、またやろう。うちらは来年はわからなくても、この先数年以内に間違いなく何度かは洪水が来て、田畑は川の底になってしまう。他に良い土地を求めるも良し、しかしそう簡単ではないのだからその場で続けるのも良し。単に自滅の道と思うことなかれ、どうせ今の自民党によって(正確には岸田によって)この国は確実に蝕まれていく。そのことに比べれば大したことではない。


安倍さんの国葬に執着してどんどん支持率を落としてくれ。「黄金の3年」と言われる中で、死せる安倍氏、生ける岸田を蹴落とす。となればこれは安倍さんの功績か。

最新記事

すべて表示
多面と中山間はやめる方向で

またまた更新が滞った。ここ数日は耕うんday。田んぼは代かき前の仕上げが終ったし、転作田は春以降の1回目がようやくついさっき終ったところ。 同時に耕うんをしながらずっと考えていることがあって、「多面」と「中山間」の継続をどうするかについて。...

 
 
香西さんから教わったこと

前回、香西さんから教わったことについて『補助金目当で方針を決めてはならない、単価の低い作物を選べ、農産加工に手を出すな、怖いのは「くたびれ」』と書いた。これについて参考になる人もいるかもしれないのでザックリ触れておきたい。 補助金目当てはいけない...

 
 
釜瀬さんからいろいろ聞いている

釜瀬さんが亡くなられて早2か月半が経つ。何度か一杯やった中で、行政であっても人を活かすことが一番大事なのだ、ということをよく言われていたことを思い出す。つまり行政は「組織の論理」や「個人の偏狭さ」がはびこる世界だがそれではいけない。自分は他人から好き勝手に言われるが、常に世...

 
 

Comments


Commenting on this post isn't available anymore. Contact the site owner for more info.
    bottom of page