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やっぱりサルは防げなかった

執筆者の写真: 反田孝之反田孝之

早朝から電話。近所の馴染みの若手農業者。うちの大豆畑にサルの群れが入ったとの連絡だ。すぐに駆け付けると、何十匹いるかわからないサルたちが私の車音を聞いて慌てて柵を「素通り」して山へ逃げているところ。側にいた情報源である「たこ焼き大明神」のあるじに状況を聞く。


サルが柵の格子穴をくぐって入ることは聞いていたいので覚悟はしていた。でも格子の大きさは20×16cmだから、それは小さいサルだけが可能で、群れの大半が入ることはできないだろうと思っていたので、そこはすっかり当てが外れた。ぱっと見でかなり大きなサルもくぐり抜けているから相当数が入っている。


ヒノキ林の中を山の中腹まで追いかけて、すっかり気配がなくなったことまで確認して引き上げたが、しばらくしてまた出向くとまた戻ってきていた。今度は石に結び付けた爆竹を何発か投げて脅しておいた。まあ効果はないだろう。


雨がやんで大豆が乾いてくれさえすればいつでも刈れる準備はできている。でも天気予報を見る限りいつになるかわからないし、ゴボウの作付けがもう1日残っているのでこちらが優先でもある。どうにしてもこの度はもう放置するしかない。思いは今後に飛んでいる。現実的には来年までにネットを張る必要がありそうだ。


今までよく防いでいるなと思っていたのは、実はただ人目に付いていなかっただけで、今までにも入っていたのだろうと思われる。サルの被害はイノシシに比べて大したことはないとはいえ、長期に渡っているのでそれなりにあるかもしれない。


まさに今、近くの人から電話が。今また群れているらしい。諦めるしかない。

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