top of page

アイガモロボを本格稼働させてみたが・・

  • 執筆者の写真: 反田孝之
    反田孝之
  • 6月10日
  • 読了時間: 3分

いつ以来かのゆっくりした朝。8時20分に家を出た。今日予定されていた恒例の小学5年生の大豆の種まきが雨で延期。明日だ!というわけにはいかないみたいだから、これから機会が上手くやって来るかが心配。


ゆっくり家は出たものの、その後が午前中いっぱいアイガモロボ狂騒曲。昨日からようやくロボ予定圃場にロボを入れたところ、ソーラーだから天気が悪くて稼働率が悪い。航行距離からすると晴れの日の半分以下しか稼働しておらず、水も当然ながらあまり濁らず、これでは効果が分からない。当てにしていた充電器はまだ販売していないらしく、しかしながら何気に取説の写真を見ていたら、あれ、これはバッテリーの端子にただ繋いで充電するタイプではないかと気づいた。ソケット式のようなものだと思い込んでいたというお粗末さ。当然本体にも差し込むところはない。購入先に確認して、やり取りの後、充電器をネットで注文。明日には届くというが、効果には1日を争う可能性もあるので、今日が動かないのが気に入らない。購入先に聞けば値段は高いし、当然すぐには来ない。待てよ、電気柵のバッテリーが使えんか、と確認したら、大きさも電圧も同じもの。それで付け替えてみたところ、夜の稼働明けのせいか残念ながらこちらも電圧不足。かくして今日は諦め、明日は日射頼み、あさってからは充電したものでやれるはず。

今のところこのロボについて効果を実感できるシーンはまだないわけだが、こんな状態だから評価はまだ早いだろう。だがいまいちだった時のことは考えなければならない。今のところブラシ除草機にこれまで通り頼れば形にはなる。しかし女房の負担があまりに大きい。そして厄介な機械の耐久性の心配。これについては今は敢えて語らない。


要は無肥料でしっかりした苗が立てれれば、乗用の除草機でシゴできるのだ。これはこれで負担や効率の問題があるのだが、リスクは大幅に減る。折しも昨年から隣で始めた若い仲間がうちと同じ育苗方法で立派過ぎる苗を立てている。条件の大きな違いは土質と過去の肥料分。とりわけ土質の差は大きいと思われる。同じ今田地区でも微細な山土が堆積した箇所と災害の度に川に洗われていた箇所とではまったくと言っていいほど土質が違う。私もそういう土質とより似ている圃場を持っているので過去にはよっぽど検討したことがあったが、出入り口と用水口が反対にあるという圃場なのでなかなか簡単ではない。それにしてもここまで差が出るものとは思っていなかった。


稲作の一つ一つの管理方法の妥当性は、様々な要素が絡まり合って存在する。「苗が弱い→初期除草の手間を減らしたい→アイガモロボを入れる→深水で舞い上げる代をかく→落水せずに田植えをする→補助輪が必要」という例えを思い付きで書いてみたが、これなど田植え機に補助輪を付けるのは苗が弱いからだと言っても決して間違いとは言えない。そういえば、当地にはジャンボタニシはいない。もしこいつが来たら、作業やり方のことごとくが真逆になるくらいに変わってしまう。

Comments


Commenting on this post isn't available anymore. Contact the site owner for more info.
    bottom of page