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執筆者の写真反田孝之

クローラ型がもう1台あったらなあ

これから田畑、とりわけ転作田が乾いた時の段取りを想定している。作業が集中するのは仕方がないとして、トラクターが集中するので困っている。


大きなのが3台もあるのに1台に集中するというのが我ながら気に入らない。どういうことかというと、クローラ型のトラクター(57PS)でやりたい作業ばかりなのだ。


(8年目になるクローラ型トラクター)


クローラ型のメリットは、牽引力があることと踏圧が小さいことの二つだ。デメリットもあるので、それを補うために2台目の更新はホイール型(52PS)にした。問題は3台目(45PS)更新の選択が悪かった。踏圧のメリットが頭から抜けており、45で牽引力は微妙だなと、ホイールにしてしまった。もし45がクローラなら何かと都合が良かったんだが、後の祭り。


1台に集中したって運転するのは私1人だから、その都度作業機を付け替えればやれる。だが、その都度の付け替え、回送に時間がかかる。もしもう1台あれば、圃場が乾いていないときなどにあらかじめ準備をしておける。この差は大きい。うちのような経営は限られた作業可能時間をいかに有効に使うかが勝負だから。


金があれば下取りで買い替えてもいいレベル。もちろん無理。まあね、踏圧っていうのは、無視してやってもいいんだけどね。前はホイールしか持ってなくて、全部それでやってたんだから。でもどうせならいい仕事したいわけ。一度知っちゃうとダメだね。


とここまで書いて、3台目がホイールになった理由を思い出した。そうだった、仕方なかったのだった。

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