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センスを育むことを少し考えていきたい

  • 執筆者の写真: 反田孝之
    反田孝之
  • 6月21日
  • 読了時間: 2分

更新日:6月29日

ある​作業方法を考えるとする。コスト的に、効率的に、労力的にトータルで考えてもっともマシなものを選ぶことになる。その時にやりがちで残念なことは、自分の力量がないがゆえに、しかもその自覚がないままに一番いい方法を却下してしまうことである。


もっとも、力量を上げるためによっぽど面倒な研鑽がいるというのならその判断も仕方がない。しかし例えばわずか5分ほど人から教わればすむようなことを見逃して、そのために大回りを強いられているというのならあまりに勿体ないし、それが積み重なれば致命傷にもなる。


現場作業に長けた人には「作業センス」というものがある。こいつがなかなかぼんやりとしていて説明のしにくい代物なのだが、自分の未熟さゆえに見逃している可能性があることを常に自覚しているということも、立派な作業センスの一つである。


こういう感覚がどうやったら身につくのか、こういう感覚がある人とない人の違いは何か、ということを、もうすっかり無意識のレベルで常に考察してしまう。近頃はセンスのある若者が少なくなってきているという前提で、こういう感覚を身に着けるための簡単な方法が一つの仮説としてある。それを子どもたち、といっても小学生にはちと難しいか、中学生以上と接する機会があれば働きかけていきたいと最近思うようになっている。

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