大学入試共通テストで、マスクから鼻を出して受験して、監督者の再三の注意にも従わずに失格になった受験生がいたという。
まあひどい監督者がいるなあ、ネット民はどんな批判をしてるんだろう、と思って何気にニュースのコメント欄をみて、驚愕。私が見たところでは100%すべての人が、この処置を肯定している。ネットのコメントなんていかがわしい以外の何物でもない。しかしもしかすると世間の多くはそんな風に肯定しているかもしれないと思うと、泣けてくるを通り越して、背筋が寒くなった。
大人の世界がいかに眉唾で、嘘と欺瞞に満ちているか。自然栽培農家として見える世界もある。機会のある限り、私は若者や子供にこのことを伝えていきたい。来月も高校生との接点をいただいている。主催者の思惑からは絶対に外れないという自信をもって、私はこのスタンスにこだわるつもりである。と考えていたときにこの度のニュースだ。私は私のなけなしの存在意義を改めて認識する。
このたび失格になった受験生の本心はわからない。失格になっても構わない立場ではあったのだろう。しかし例えばここで彼に理由を聞いて、それ次第では何か特別な枠を作って・・推薦入試などというどうでもいい制度だってあるのだから・・この受験生に合格通知を出すなどという痛快なことをどこかの大学が学長の権限でやってくれないだろうか。そうすればまだこの社会も捨てたもんじゃない。
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