• 反田孝之

久しぶりに心の奥底から感動が湧いてきた

土曜日は「ノブ・シオダ メモリアルコンサート」へ。桜江が誇る文化人の塩田信之氏を偲ぶコンサートである。今の農業人生のせいか、歳のせいか、すでに音楽やコンサートにはあまり興味がでない。それでもこのたび行ったのは、前に書いたこういう事情からだ。

奏者は、寺神戸亮氏。当然知らない。しかしプロフィールを見ると大変な方だし、調べてみると断トツの方だった。こんな方の演奏が聴けるのか!と。 そしてその時を迎える。そして久々に心の底から湧き上がる感動に包まれる。私の感動の源泉は、何というか、どうやったらこんなに弾けるようになったんだろうと。才能は言うまでもなく、どんだけ練習したらここまでになるんだろうと。その練習シーンが浮かんでくる。しかしながらもはや別の人類。練習をすることでこんなにも違う「生き物」になれるものかと。私のこれらはバイオリンを習っていたがために抱いた感情であることは明らか。 そしてふと聴衆を見回して、みなさんは何をどう感じているのだろうかと。バイオリンと縁のない人はどんな聞き方、感じ方をするんだろうと。当然私とは違っているはず。 なんだってそうなのだ。人は、自分の人生をもってしてでしか感じることはできないし、その人生なりの感じ方になるわけだ。人は経験するために生きていて、そして経験は視野を広げるためにするもので、さらに視野は幸福を感じるために広げるもの、だと考えるとき、感動が幸福の源泉であるという結論をたやすく導くことができる。 この歳になっても感動は追い持てめていきたいし、できれば子らにこういう「幸福のからくり」を伝えたい。そんなことを、隣で一見してつまらなさそうに座っている子らを見て考えていた。


最後に、このたびコンサートの開催にこぎつけられた主催者の方々に最大の敬意を表したい。

最新記事

すべて表示

ゴボウを減らすということ

​前回に続きゴボウの縮小について。 作付けを4割減にするなら、洪水がもし来なければ収量も4割減である。しかし洪水の来た近年に単純に当てはめて比較してみると、2018年、2020年、2021年のすべてで「収量減なし」という、何か計算を間違えているのではないかという結果になっている。つまり洪水が来れば、30棟だろうと18棟だろうと収量は変わらないという当たり前のことが起きるわけだ。だったら作付けを減ら

20代で学んだ現場経営の実践本

経営をどうやって学んだか、とは時々聞かれることである。私の場合は建設業を営む両親から何となく肌で学んだというのが一番大きいだろうと思っているが、強いて言うなら、ある本を挙げることができる。今朝トイレの供を探していて本棚で久しぶりに見つけた本。おお、こんな本があったなと。 「会社をのばす主任とつぶす主任~利益をうみだす現場管理の知恵~」 飯塚孝文著 清文社 トイレでパラパラとめくってみた。内容を何も

50を過ぎて後退した自分を見つめ直す

近頃、寝る前に布団の中でこのブログのアーカイブを見ている。探し事以外で、これだけ気合を入れてみることは珍しい。 なぜ見ているかというと、今一度自分を見つめ直すため。ここ数年、経営がうまくいかない。もちろん毎年のようにやって来る大洪水のせいなんだから仕方がない。しかしだ。もし大洪水がなかったとしたらどうだったろう。もしかしてそれなりに下手な経営になってはいなかったか。大洪水に隠れて見逃してはいないか