top of page

久しぶりに心の奥底から感動が湧いてきた

  • 執筆者の写真: 反田孝之
    反田孝之
  • 2021年10月4日
  • 読了時間: 2分

土曜日は「ノブ・シオダ メモリアルコンサート」へ。桜江が誇る文化人の塩田信之氏を偲ぶコンサートである。今の農業人生のせいか、歳のせいか、すでに音楽やコンサートにはあまり興味がでない。それでもこのたび行ったのは、前に書いたこういう事情からだ。

奏者は、寺神戸亮氏。当然知らない。しかしプロフィールを見ると大変な方だし、調べてみると断トツの方だった。こんな方の演奏が聴けるのか!と。 そしてその時を迎える。そして久々に心の底から湧き上がる感動に包まれる。私の感動の源泉は、何というか、どうやったらこんなに弾けるようになったんだろうと。才能は言うまでもなく、どんだけ練習したらここまでになるんだろうと。その練習シーンが浮かんでくる。しかしながらもはや別の人類。練習をすることでこんなにも違う「生き物」になれるものかと。私のこれらはバイオリンを習っていたがために抱いた感情であることは明らか。 そしてふと聴衆を見回して、みなさんは何をどう感じているのだろうかと。バイオリンと縁のない人はどんな聞き方、感じ方をするんだろうと。当然私とは違っているはず。 なんだってそうなのだ。人は、自分の人生をもってしてでしか感じることはできないし、その人生なりの感じ方になるわけだ。人は経験するために生きていて、そして経験は視野を広げるためにするもので、さらに視野は幸福を感じるために広げるもの、だと考えるとき、感動が幸福の源泉であるという結論をたやすく導くことができる。 この歳になっても感動は追い持てめていきたいし、できれば子らにこういう「幸福のからくり」を伝えたい。そんなことを、隣で一見してつまらなさそうに座っている子らを見て考えていた。


最後に、このたびコンサートの開催にこぎつけられた主催者の方々に最大の敬意を表したい。

最新記事

すべて表示
みんないなくなる

いろいろあって、更新がまた数日あいた。近所に住む叔母さんが急逝されたのもその一つ。 心臓に絡む突然死らしい。そのことを早朝に親父から電話で聞いた折、ふとスマホの着信履歴を見ると地元の番号が。そこですべて理解。マナーモードで気が付かなかった。気がついてあげれればよかった。...

 
 
 
「すべてのことには意味がある」

この冬一番の低温。予報では当地の最高気温は0度くらい、でも実際には1度はありそう。大豆の調整作業がようやく昨日すべて終わり、今日から機械の整備に入ろうとしたけど、こんな低温の日には機械をいじりたくない。草取りマラソンも低温が過ぎると甲斐がない。というわけで相変わらず溜まりま...

 
 
 
不甲斐なさと諦めと

大豆の色選掛けが、気温が上がった時間帯を選んで今日も淡々と進む。明日が大豆の検査。検査ロットだけは何とか間に合わせたい。でも今ギリギリどうかというところ。 寒々しい作業場から窓の外を見る。山陰の冬だ。子供の頃から慣れ親しんだ冬だから、冬とはこういうものだと思っていたつもり。...

 
 

Comentarios


Ya no es posible comentar esta entrada. Contacta al propietario del sitio para obtener más información.
    bottom of page