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  • 執筆者の写真反田孝之

今のところ田んぼの除草が完璧

転作田が当然のように乾かず、本線(大豆準備)が一切進まず焦っている。しかしタイミング的に田んぼの除草がドンピシャ。それで何とか心の安定を保っている。


(乗用型除草機の運転席から)


(振り返ったところ。苗が少し寝るくらいだと成果が良い。一部はちょっと寝すぎ。苗が土に埋もれてしまっている。)


(ぼろぼろ草が浮いてくる。)


除草というのは、稲に限らず大豆でも何でも、忙しい時はいいことにならない。つい早く走ってしまうので成果が悪くなる。その点このたびは時間をかけてしっかりできている。現在、対象2.2haを進めており、あと0.5haを1回やれば終わるし、かなり精度がいい。もうここはある程度の豊作が約束されたようなものだ。


これまでに何度も書いてきたが、この除草機の能力の高さは、耕盤の安定と苗質によって担保されている。となると今田地区では前回書いた「乾田」にバリバリのポット苗を植えれば間違いないということ。しかし今のところそういう苗にするためにはいくらかの肥料を必要としている。自然栽培を知ってしまった今、苗に肥料を与えることに少し抵抗があるけれど、経営のリスクヘッジをを考えて、販売先や顧客の要望に反しないという大前提のもと、今のところは仕方がないと割り切ってやっている。


ところでもう一台の、昨年導入した歩行型ブラシ除草機。


(2022年6月)


昨年は湿田の方でかけて微妙な結果だったのだが、今年は2枚の乾田をかけてみて成果があまりに素晴らしい。今年はセオリー通りに草が見えるか見えないかのうちにかけることができたからだろう。さらに良かったのは、1回目を乗用型でかけると苗へのダメージがそれなりにあって2回目に気を遣うのに対し、1回目を歩行型でやっていれば苗のダメージがなく、2回目が乗用型で早く強めにやれたこと。最強の組み合わせだ。歩行型は女房でも扱えて自由度も増。ちなみに2枚目の写真は1回目も乗用型でやっている。そうすると時々こうなる。


とここまで良いことづくめを書いておいて、問題は自然栽培の方。湿田のため耕盤が安定せず、苗がいまいち。だから乗用型が活躍できない。来週田植えを予定していて、場合によっては田植え翌日からでも歩行型で入ろうと画策している。


苗さえもう少し良ければ乗用型がそこそこ使えそうなんだが。苗については今年も例年並み。いい加減に辛抱できなくなった。田植えが終わればまた触れたい。

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