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今期の経営が終る

  • 執筆者の写真: 反田孝之
    反田孝之
  • 2023年7月5日
  • 読了時間: 2分

今日「今期」がほぼ終わった。もちろん年度は始まったばかりだし、決算も年度締め。では何のことか。


うちの作物と作型ではこの時期に年度の大まかな数字が決まる。つまりこれから年度末まで残り9カ月を張ろうと頑張るまいと、今期の売り上げや経費は大きく変わらないということ。ゴボウは秋~冬に頑張る必要があるが、それは来期に反映される。


具体的にいうと、ゴボウはすでに今期の収量はほぼほぼ分かった。お米も生育具合から大体の見通しが立っている。大豆だけがまだ管理の真っ最中で、草をどれだけ抑えられるかで雲泥の差になるので頑張っていたが、どうやら今日の雨で確定だ。


昨日の暑さのおかげで転作田は順次乾き、懸念していた5.5haのうち、2.5haは理想の状態ではないとはいえ一応除草に入れた。もし今日も晴れだったら、残りの3haにもたぶん入れて、大豆の売り上げは大きく増えたことだろう。しかし今、また水が溜まるくらいに降っている。梅雨のこの時期だ、よっぽどのことが起きない限りこの3haのリカバーは無理。きっと秋には見事な草むらと化す。かくして大豆の成績もおおよその見込みが立ち、今期の経営の成績の見通しが立ったという意味で、終ったのである。


(一番乾きの悪い圃場。奥は草が一面生え揃っている。)


それで昨日の夜はなんとも肩の荷が下りた。少しでも乾いた部分を救うために血眼になって機械を乗り回した夕方には、悔しさから圃場で天を仰いだ。しかしその反動でやけっぱち気味にスイッチが切れた。ああ終わった終わった!と。


もちろん終わったのは決算書の数字に表れる部分であって、来期の作付けまでの土作りや省力化などの「未来を良くする努力」は続いていく。自然栽培は技術的にはむしろこちらが重要である。


付け足しておくと、洪水が来るか来ないかの要素はまだ残っており、これからが本番である。

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