• 反田孝之

大豆のゴールが見えて、当面の展望をしてみる

検査を受けるロットを昨日すべて山の上へ運び上げて、ようやく大豆のゴールが見えた。スプラウトさんの大豆は納品までも終わったし、あとは屑を再選別してもう一度運べば終わり。検査を受けないから急がない。疲れも他の作業も溜まりに溜まっているから思いっきり年明けに回す選択肢もある。だけど納品はともかく再選別だけはやっておきたい。この時期の作業場はネズミの楽園。終わらせてはやく掃除をしないとならない。


一昨年から始まったこの殺人的11月繁忙期。天気を始めとする運の良さで何とか3年をやり過ごすことができた。しかしいい加減にもう少し考えないとならない。ちょうど重なるようにやってきた50年に1度級の洪水の頻発によって、当時構想したような専属スタッフによる取り組みの旗はいったん下した。だから当面は、今のあくまで私の頑張りによる方法を詰めていくしかなく、劇的な改善を見込めない以上は、細かい工夫を積み上げるしかない。


そういう視点を常に持ちつつ日々動いていた。数字的にどうこうでなくて、負担感がどうなのかという課題については、それに直面している時でないといいアイデアが生まれない。体調不良を押してでも無理やり進めている時だからこそ「まじめな」アイデアになるのだ。終わって休んでから考えたって絶対にダメ。じゃあ、このたびはまじめなアイデアが出えたかといえば、ちょっと微妙。ある意味仕方がない。うちではあらゆることでかなりの省力化が進んでいて、小さな改善点というものがあまりないからだ。


その中で確実に言えることは、草だらけにすることはよっぽど阻止しなくてはならないということ。7月の長雨のせいで過去に1度しか経験していないレベルの草を生やしてしまった。自力での収穫は当然初体験で、こんなにも収穫作業の負担が変わるものかと面食らった。収穫だけではない、選別作業にまで尾を引いた。


振り返って、梅雨明け時に大豆の開花を受けて土寄せをやめた判断が問題だった。今後は草によって収量を落とすか、土寄せによって収量を落とすかという場面では、炎天下による精神的、労力的負担はぐっと飲み込んで、迷うことなく後者を取りたい。


それから大豆の品種の問題。これまで種を繋いできたサチユタカは、莢の弾けやすさのストレスに耐えかねて、今年でやめることにした。じゃあ何にするかということでタマホマレを導入してみたけれど、サチユタカより確かに遅い。早くても遅くてもメリットとデメリットが当然あって、この繁忙期の負担解消という意味では遅いよりも早い方がいいのはいいのだ。


自家採種にこだわる場合、大豆については稲と比べても2品種以上つくるのはナンセンスで1種類に決めたい。1年でも蓄積を増やすためには早い固定をしたいところだが、決定打がない。困ったものだ。




10月25日に長男と登った宮崎県最高峰の祖母山(1756m)山頂から、九重連山方面の眺望。早くまた子供ら連れて山に行きたい。


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大豆作付けの判断方法

パイオニア植物であるマメ科特性ゆえか、大豆というのは良く分からん作物だ。例えば地力や肥効と、収量との関係。それから連作と収量の関係。 うちでは毎年8ha前後の作付けをする中で、実に様々な状況を見せてくれる。連作を10年以上やっているところから水稲との輪作もある。畑地もあれば転作田もある。総じて良好な収量ではあるが、なんとかこれをもっと安定化させたい。 生育の良し悪しを予想する一つの目安として、収穫