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  • 執筆者の写真反田孝之

大豆の除草、首の皮一枚



後蒔き大豆6haの1回目の除草。今日しかない!という超シビアなタイミングを順次迎え、昨日までに上手い具合にやり切った。出来栄えはほぼ100点。播種してからこの間に強い雨に打たれていなければそういうものだ。こんなことは何年かぶりではないか。1回目の除草さえ上手くやれれば「普通なら」これでもうひどいことにはならない。 普通なら、というのは、このたびは普通ではないからだ。昨年大草にしてしまった圃場が多いので、草の種子を大量に落としていて草の数が違う。こんな感じ。

大豆の芽が出そろったばかりというのに、この草の多さ。激発の部類。それで除草のタイミングが、大豆の状態としては今日以降、草の状態としては今日まで、ということで今日1日しかなかったわけ。そんな日が圃場ごとに順次3日続き、3日とも運よく晴れて暑くなってくれた。これらの日に雨でも降っていたらすっかりお手上げになっていたところ。運に恵まれ首の皮一枚つながったというわけ。 しかしだ。このくらい草が多いと1回目を上手くやっただけではダメで、2回目も重要になるのだ。今週末~来週初めまでにこの2回目の除草に入れなければ、やはりお手上げ。そして天気予報を見る限り、入れる可能性はあまりに低い。いったんは終戦、次に首の皮一枚、とぎりぎり望みをつないできたんだけどね・・。 一方で昨年まで稲の連作がなされてた新規圃場2.1haでは草の発生はほとんどない。ほとんどないところに1回目の除草もすでに終えてあるから、ここは2回目の除草は必要なくて、最後の土寄せをやっておけば十分だろう。タイミングも緩いし圃場の水はけもいいのでもう何とでもなりそう。また早蒔きの渡地区1.2haもすでに2回目の除草を終えあとは土寄せを待つばかり。これこそ屁でもない。ということで全面積をダメにするということはない。 だから経営的に最悪はないんだが、この草の多さを一度断ち切りたい。でないとまた来年同じことだ。もちろん草の種子は土の中で何年も生きる。一度大草にすると簡単には種子は減らない。しかしかなりマシにはなる。

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昨日からずっと大豆の土寄せ祭り。いや、すでに草らだらけで上手くいかないから土寄せ地獄か。いや、寄せているのは土でなく草。草寄せ地獄(笑)。とりあえず笑っておく。 上手くいかない要因の一つに、生育不良がある。草が多くても生育さえよければ強めの土寄せでごまかせるもの。生育は連作が長いところほど悪い。連作14年目、12年目、10年目はこの順で顕著。こんなことは今までで初めて。ついに来たか。さあ、これから

無性に疲れた・・。昨日の雨がダメ出しで、振り返れば結局すべてが裏目に出て大豆播種の完了は遥か未来になってしまった・・。理屈上は​1週間に1度強い雨が降れば、水はけの悪い今田地区でかつ稲作複合で今の規模の営農する限り、「半永久的に」大豆は蒔けないということだ。 このたびは先月29日の60余mmの降雨が致命傷だった。それがなければ今頃ほぼすべてが順調に進んでいたことだろう。たった1日の運。運が悪かっ

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