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  • 執筆者の写真反田孝之

太陽熱マルチの恒常的な実施へ



昨日も載せたトンネル内の今の様子だ。これは草が「激発」の部類になる。今年はこんなのばかりなのだ。


草の多さを左右する要因はたくさんあって、この一つの理由のため多くなった、と簡単に言えるものではない。といいながら、絶対的に一つあげられることがあって、それは種を蒔く時の、正確には畝を立てたときの土の湿り具合だ。乾いていれば草は少なくなり、湿っているほど草が多くなる。


これは他の要因に比べて明らかに顕著だ。根本的に良くしていこうという我々の自然な態度にのっとって、自然栽培だから年ごとに草が減っていって・・というストーリーの期待は、頻繁に洪水に晒される田津地区では土中の空隙がその都度なくなってしまうせいで、どうやら持てそうにない。だから小手先の努力を頑張ることになる。


畝立て時になるべく乾いた状態にするためには、天気が続いた時にそれをやるというのが必須だが、その前の段階のトレンチャーがけからそういうタイミングでやる必要がある。それで例年天候の安定する10月に、種まきの1か月も前から、トレンチャーがけと畝立てのタイミングを狙ってやっている。


しかしこの度は我が家の10月騒動があった。それでタイミングを狙うことができずに、期限切れでそれらをやった。天気の運がよく最悪の状態は免れたものの、やはり土がいつもよりは湿っていた。だからこの度のこの草の多さは覚悟していたことである。


毎年思わないではないのだが、リスクヘッジを考えて、来年からは作付けの1/3ほどは太陽熱マルチ処理を、もう基本的・機械的に、組み込もうかと今考えているところ。これは8月下旬~9月初旬のうちに黒マルチで畝を立てて、種まき前にマルチを剥がすというものだ。過去に3度くらい実施して、劇的に草が減るのだ。でも毎年悩むというのは、手間がかかるということを筆頭にそれなりにいくつかのデメリットがあるから。一番は洪水。過去には10月に大きな洪水が起きているし、なにより9月4日の洪水も10年前に経験したばかり。マルチをしているところを洪水に襲われたらということは当然あるし、トレンチャーの効果がどうなるんだという心配もある。


それで過去には9月下旬ごろにマルチをするという試しもしてみたが、効果が大きく減ってやる意味が微妙だという結論になった。


正直なところをいえば、太陽熱マルチなんてしなくても、2年前から30棟規模を18棟に減らしたんだから、もう今までのような負担感に悩まされることはないという期待を持っていた。だが、やはりだ、すっかり悪い方へ慣れてしまった。


もし、冬に草取りマラソンをほとんどしなくて良かったら、いったいどんな境地が待っているのだろう。といってもこの悟りの作業を全面的に毛嫌いしているわけではなく、純粋な興味本位で言っている。

以前、こんなことも書いた。→ いつかどこかで真剣に考える機会が来るかもしれない。

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