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執筆者の写真反田孝之

完全無肥料のマット苗にも挑戦してみたい

先ほど、生産者というより消費者仲間というか、彼女が育てる稲の種まきをしてあげた。ポット苗箱わずか30枚分。江津市内からわざわざ来られてのことだが、ポット苗はマイナーだから播種機を持っている人のところへ遠方であってもわざわざ行かねばならない。 このマイナーのポット苗も、除草剤を使わない生産者にとってはそれなりにメジャーになりつつある。それでも育苗で肥料を使う場合は一般的なマット苗でも十分で、個人的にはマット苗の方がメリットが大きいようにも思う。しかし自然栽培苗ということになると私にはもうポット以外は考えられない。もちろん全国にはマット苗で自然栽培苗を育てている人もそれなりにいるようだ。ただ多くの場合は米ぬかなどの肥料分をいくらかは与えているようで、純粋に一切の肥料を与えずにやっている人は果たしてどのくらいいるのだろう。でも米ぬかを入れることの是非ってどうなんだろう。まあ「米ぬかくらいはいいじゃないか」とも思えるし、でもキリがなくなってかつて有機が来た道の様にいつかドロドロになりそうな気もするし。 曲がりなりにも普及活動を具体的に開始した立場としては、メジャーなマット苗で一切の肥料を絶ってやれる勘所を知っておきたいところ。増えた仲間らとの共同研究は当然として、来年からは自分でも数箱を毎年試しにやってみてもいいかと。 以前とある自然栽培マット苗実践者から聞いたことで、「いい苗を立てようとすると難しい。田植え機で植えられる苗を目指す。」という割り切り方。まずはここを目指すのでいいのではないか。あと大事なこととして、労力の面で現実的かどうかの考慮も。 もっとも長期的な視点では「自然栽培をしたけりゃポットに変えろ」でもいい気もする。でもこれではちょっと寂しい。


一昨日のポット自然栽培苗(コシヒカリ)。17日目。もう何年も一切肥料は入れていない。田植えはまだ3週間先の予定。


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