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忙しければ儲からない

  • 執筆者の写真: 反田孝之
    反田孝之
  • 2022年10月13日
  • 読了時間: 2分

忙しさの収拾がつかない。


忙しければ儲かるというのが世間一般の常識。しかし我々のような一年一作の路地農業は得てしてこれが当てはまらない。年間の作付け量は決まっているため売り上げマックスもほぼ決まっているし、あらかじめ手が回らないほどの作付けをするわけではないから、想定外で忙しくなったことで売り上げが増えるわけではない。


ではなぜ想定外に忙しくなるのかというと、それは自分の予定に対して順調でないからである。抑草や除草に失敗してリカバリーが増える、イノシシ被害に振り回されてその対応に振り回される、洪水による被害復旧を通年を通してやっている、機械の故障が続いて作業工程が後手に回る、など数えたらキリがないほどの、一円の金にもならない「順調でない」ことがしばしば起きる。


ちなみに今は、アメリカセンダングサが洪水以降爆発的に増えている、今年のお米には斑点米が多い、という今まで全くなかった順調でないことに特に面食らっている。


(大豆の発芽不良から始まった除草失敗畑で、アメリカセンダングサ(中央に列生)引き。虚しさに打ち勝つ努力がいる。)


(最近田津の遊休地管理の続きもやっている。高齢化の上に洪水で加速した遊休地の急激な増加だから、これも順調でないこと由来の一つと言えるか。)


ちなみに順調でないということは売り上げは下がる。そのくせ手間ばかりが増える。つまり楽をしたければ、熟練技による適期作業で作物の生育を良くすればいいのだ。


だから栽培初期、中期では、「切るか切られるか」の真剣勝負。「反田はストイックだなあ。まあちょっとくらいいじゃない。」ではない。私は少しでも楽をして儲けたいのだ、ということが分かってもらえるだろうか。


かなり飛躍して、地域の要請に応え農地を守るべく面積をこなそうとする人生に臨むがゆえに、こういう目にあうというお話。

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