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執筆者の写真反田孝之

何度でも、6月繁忙期について

先ほど大豆を播き終え、途中1週間程度の中断をはさんだものの、およそ2か月余り続いた超繁忙期がこれにて終了。​長く感じたのは梅雨明けをまたいだから。そういうもの。


ゴボウの収穫はまだ続いているし、遅蒔き大豆の除草作業はまだこれからだ。でももう量が知れている。あとは淡々とこなしてゆけばいい。


集計すると、この60日間の総労働時間、504時間。1日平均8.4時間。1日4時間以下の日が4日。7月3日から11日の9日間は悪天で比較的のんびりしたから、それを考慮すればそれなりのもの。


それでも10年前ごろと比べれば格段に楽になっている。ここを楽にすることが今の農業の継続に繋がるのだと念じてずっとやってきて、たびたび書いてきた。楽にしつつも、経営のトータルの拡大は考える。そのために麦を切り、ニンジンを切り、今年はサトイモも切った。


でもまだ楽になるはず。天候に強く影響される商売だからそう計画通りにはいかないのだけれど、また来期の構想を立てている。ちなみに、楽にする、イコール怠ける、のだと思ったら大間違い。田畑の管理の質を上げるために楽になる必要があるのだ。何だ、楽になった部分をまたどこかへ投資するんじゃ変わらないじゃないか、と言われたこともある。だがここが言い難し。なかなか分かってもらえないところでもある。


誤解されることはまだあって、人を雇えとか、栽培方法を変えてというアドバイス。上に書いたことが一見して解決しそうなんだけど、うちがやりたいのは自然栽培の実践なのだ。この故郷の地で自然栽培メインの経営を続けていくとどうなるか、というシンプルな実践。ここが第一義で、この実現のために、自然栽培の難しさとか洪水とかド過疎とかの前提を踏まえて有利な方法を考えていく。そうすると、そういうアドバイスはなかなか解決策になり得ないのだ。



炎天下で焼けた体を冷やすために、大型冷蔵庫前にしゃがみこんで休憩中。大桶で水浴びする下の子2人。いいな、あんたらは。この子らが大きくなったら父親としての出番が今より増えるだろう。そのためにもさらなる改善が必要だ。

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案の定

夜中ずっと三次盆地の降雨量が気になって眠れない。そして三次付近だけが次々雨雲が弱まるという奇跡が続いたものの、増水はそれなりで被害が出そう。これを書く13時、まだまだ増水中。長い一日にならねばいいが。

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