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最後の登園日

執筆者の写真: 反田孝之反田孝之

今日は末娘の最後の登園日。最後は「お父さんと行く」というので朝、送った。


卒園式は昨日終わっているのだけれど、保育園というのは普通は式の後も、登園の可能な3月末までは子供を通わせざるを得ないものだ。しかし我が子、今日だけは年下の友達とお別れするために登園するが、明日からはもう行かないと言い張る。それで今日が最後だというわけ。


長男から数えると、保育園には途切れることなく連続14年間お世話になったことになる。保育園への送迎が当たり前だった日々は今日をもって終わるのだ。女房の何分の一に過ぎない私でも、感慨深いものがある。


当地ではこの20年の間に、たしか4つの保育園が閉園した。最後の閉園が3年前で、それが長男が通った谷住郷保育園だった。今は娘が通うさくらえ保育園のみとなっており、微減でたどってきた園児数は、今後急激に減ると聞いている。


我が家は子供が3人いるが、これは当地にあっては極めて標準的で、4人、5人といる家庭も少なくない。子供を増やすことがネックになっていないという視点で見れば、田舎というのは大変住みやすい、もっといえば生きやすいところだということの証拠だと言えないだろうか。それでも少子化になるのは、そもそも戸数が減っているからである。つまり田舎の生きやすさを知らないだけだと言いたくなる。


話を戻して保育園。我が子は縁がなくなるが、私らはと言えば、食材の配達があるし、味噌づくりもあるので、これからも出入りはなくならない。地域の衰退、そして滅亡まで、ささやかに見守っていければと思っている。

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