• 反田孝之

梅酒の勘違い

朝から腹の具合が悪い。結局11時くらいまで寝ていて、その時暇がてらに本を読もうと本棚へ行くと、米長邦夫の「ふたたび運を育てる」が目に留まる。もう20年以上前に刊行された本で、氏が展開する男女観は今時読むと気分を悪くする人もいそうな本。私は決して嫌いではない。


久しぶりに手に取って読み始めたところ、おお、ここにあったか、砂糖なしの絶品梅酒の記述が。10年以上前に書いたのでこちらを読んで欲しい。米長邦夫からの情報だというのは覚えていたが、それがどこからなのかが思い出せずにいた。


そして読んだら、あれれ、違うじゃないの。砂糖なしの30年ものの梅酒が美味いとは書いていない。すでに30年経過していてさらに2,30年後に氏が死ぬ頃には絶品になっているだろう、とのこと。だから推測の話。しかも5,60年の話。じゃあ、うちで漬けている、長男の20歳の祝いで開ける予定の13年ものの梅酒は、残念な結果になる可能性がある。


まあ、その時はさらに漬け込めばいいだけのこと。長男の歳と同じだから、あとは長男に託す。


何だか農地の管理と同じような話になってしまった。私らにはこういう感覚は人生そのもの。ありがたいことである。

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昨日は母の命日。5年前の今日の慌ただしさを思い出す。最後に母に会ったのは亡くなる日の5日前の11月8日。その間、母は九州に行っていたので会えなかったのだ。この5日間の空白が今だに悔しく心に残る。 最近作業の合間に、遠くを見ながらぼんやりと過去を振り返ることが増えてきた。すっかり老いぼれてしまったかのようなことを言う。これを冬へ向かう季節特有の哀愁のせいにしてしまうこともできなくはない。 しかしここ