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経営の都合と作物の都合

  • 執筆者の写真: 反田孝之
    反田孝之
  • 2021年4月26日
  • 読了時間: 2分

今日、ゴボウトンネルのビニール撤去終了。これだけ遅いのは4月29日に終えた2013年以来。例年は4月20日前後に終わらせている。


遅くなったのは、苗代設置を少し遅らせたため。苗代を例年より3~4日遅く計画し、天候などの都合でさらに3~4日遅くなってトータルで1週間遅くなっている。稲の管理の都合でこうしたわけだが、どうやらゴボウには面白くない。来年からどうするか。


このように作物間で作業のタイミングの都合をつけないとならないことは多い。他に大きなのは田植えの時期。育苗の事情も含めて本当は6月上旬くらいにしたい。しかしその頃には大豆の準備と播種がある。それでトータルに考えて5月下旬に田植え、6月上旬から大豆播種の流れでやっている。


またゴボウと大豆の間にも厄介なのがある。ゴボウの収穫は本当は6月20日くらいからは確実に始めたい。しかし大豆の播種が終わっていない場合が多く、仕方なくそれが終わり次第始めるという流れになっている。大豆播種が終わらなくてもゴボウの収穫を始めることはできないことはない。だがそれだとクローラ型のトラクターがバッティングしてしまう。できれば双方ともにクローラ型のものを使いたいので播種が終わるのを待つことになる。


他にも作物間で作業タイミングが重なることは細かいことまで入れると実にしょっちゅうだ。その都度どちらを優先するか判断することになる。優先しない方のダメージが大きい場合は、もう「覚悟」だ。胃の痛い日々にジッと耐えることは少なくない。


こうやってトータルで経営を作らねばならぬ。そう、経営を作るとはこういうことよ。作物ごとの理想はあまりに遠くにあって、容易に近づけそうにないし、近づけなくても仕方がないと思っている。


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