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執筆者の写真反田孝之

1人暮らしとは 笑わない暮らし

先週末は女房が子供らを連れて帰省したので私は1人で2泊を過ごした。自宅で1人で2泊を過ごしたのはいつ以来か。おそらく長男の妊娠中に遡るだろうから12年ぶりということになる。


天気が悪かったので草取りを中心に作業を進めるつもりでいたのに、寒々しいし、どうにもテンションが上がらない。​膝と体力の回復だと開き直ってかなりゴロゴロとしてしまった。


それ自体は時にあることだし、飯の心配以外はいつもの生活と特に変わることはないなあと思う中で、一つ気が付いた。


それは笑う瞬間がないということ。我が家では常に笑いが絶えない。私もまあ良く笑っている。それが1人になってパタリと笑うことがなくなった。いや、これは大変なことだ。


笑いは体の免疫力を上げる。これは医学的にも常識らしい。となると例えば1人暮らしの人の健康は、人によっては笑わなくなることによって一番脅かされるなんじゃないか。私のような普段から冗談ばかり言って笑っていないと落ち着かない性格であればイチコロだろう。周囲の人はどうだろうか。


私の親父は1人暮らしが3年を超えている。親父は付き合いも多いし、暇さえあれば良く冗談を言って笑っているのでその点心配は少ないんだろう。


私も冗談は親父譲りで親父以上に言うし、というより冗談の通じない人に対してはなおさら冗談をいうので、そういう人らからは軽く見られたり嫌がられたりする。でもまあいいじゃないか。そういうあなた、せめてその時くらいは笑いなされ。


今春で卒園の次男からハガキが届いた。今の私には間違いなくあんたらが笑いの源泉よ。こちらこそありがとう。



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