11月繁忙期というのに反田孝之2021年11月2日読了時間: 1分1年のうち6月に次ぐ忙しい時期で、かつ一切のアポを入れないいわゆる「11月繁忙期」に突入している。しかし例年のような緊張感がない。大豆の極端な不作とゴボウの作付け大幅減の予定のためだ。もしかしたら死ぬかも、と覚悟を決めていた例年と違ってホッとする自分がいる一方で、どうにも寂しい自分もいる。これから自分は、うちの経営は、どこに向かうのか。夏の洪水以来考え続けていたことを、これから冬に向けても考え続けていく。このトンネルはいつまで続くのだろうか。
1年のうち6月に次ぐ忙しい時期で、かつ一切のアポを入れないいわゆる「11月繁忙期」に突入している。しかし例年のような緊張感がない。大豆の極端な不作とゴボウの作付け大幅減の予定のためだ。もしかしたら死ぬかも、と覚悟を決めていた例年と違ってホッとする自分がいる一方で、どうにも寂しい自分もいる。これから自分は、うちの経営は、どこに向かうのか。夏の洪水以来考え続けていたことを、これから冬に向けても考え続けていく。このトンネルはいつまで続くのだろうか。
近況大豆の検査が終わり、納品や出荷も始まっている。いつもならこれで大豆は一区切り。だが今年は 大量のくず大豆の再調整作業 が残っている。見かけはきれいでも粒が楕円状であれば、調整作業の時にくずに振り分けられてしまうので、機械を緩めに設定してもう一度やる。そしてさらに色選もかける...
まさかの恩人の死人生の恩人はたくさんいるけれど、誰か3人を上げろといわれればすぐに思い浮かぶ。そのうちの1人が昨日亡くなられたときいて、呆然としている。 22年前、千葉県緑区の夕闇の迫る田んぼの畔で鳴った携帯電話からすべては始まった。農業を始めたくてくすぶる私をUターンさせ、今の農業を始め...
不甲斐なさと諦めと大豆の色選掛けが、気温が上がった時間帯を選んで今日も淡々と進む。明日が大豆の検査。検査ロットだけは何とか間に合わせたい。でも今ギリギリどうかというところ。 寒々しい作業場から窓の外を見る。山陰の冬だ。子供の頃から慣れ親しんだ冬だから、冬とはこういうものだと思っていたつもり。...
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