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20代で学んだ現場経営の実践本

執筆者の写真: 反田孝之反田孝之

経営をどうやって学んだか、とは時々聞かれることである。私の場合は建設業を営む両親から何となく肌で学んだというのが一番大きいだろうと思っているが、強いて言うなら、ある本を挙げることができる。今朝トイレの供を探していて本棚で久しぶりに見つけた本。おお、こんな本があったなと。


「会社をのばす主任とつぶす主任~利益をうみだす現場管理の知恵~」 飯塚孝文著 清文社


トイレでパラパラとめくってみた。内容を何も覚えていない。しかし​20代半ばで、穴が空くほどこの本を読んだのである。内容は建設業向け。しかし実践的で応用の利く基礎を学んだと思ったし、自分が気づかないだけで今の私の経営感覚をも形作ってくれているのかもしれない。それだけ当時の私の満足度は高かった。


ちなみに参考書にこの本を選んだ理由は特にない。広島の大型書店でたまたま目に留まって、立ち読みする限りでピンときたから買っただけのこと。そのことはなぜかはっきり覚えている。


見通してみると、アンダーラインを引いている箇所が1カ所だけあった。こう書いてある。「実は、現場の原価管理の中で、一番難しいのは、この推定残工事額の把握なのである。」うんうん、実に私らしい。


当時も、死に物狂いであった。そして瞬発力も持久力も吸収力も一番充実している年頃だ。人生の基礎をつくるにはいい経験をしてきたと思っている。

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