最悪の繁忙期が近づいている
- 反田孝之
- 5月23日
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更新日:5月25日
今でも十分忙しいが、まだまだ序の口だ。そろそろ一年で一番の繁忙期が近づいている。一昨年まではそれは田植えが終わると同時に始まっていた。昨年は大豆の播種を先にやったので、それと共に始まった。
今年は田植えを先にやる流れに戻した。しかし一昨年までと違うのは、田植えが5月中に終わらないということ。おそらく6月の第1週をフルに使うことになる。そして大豆の播種を15日ごろから始めたい。となると、田植えの最中に同時進行で大豆播種の準備(耕うん)を進めなければならないことになって、もちろん田んぼの除草も順次付随するので、つまり今年は田植えの開始とともにこの最大の繁忙期に突入ということになる。
今のうちにやり溜めはできないのか、というようなことを聞かれたことがある。もちろんできない。代かきは田植えの直前にやらねばならぬし、除草は田植え後数日置いてやらねばならぬ。大豆の直前耕うんも播種の数日前にやらねばならぬし、除草も播種の数日後にやらねばならぬ。すべてタイミングがある。そして田んぼと大豆を合わせた面積は、今年は若干減ったとはいえ11haを超える。一つ一つの作業がいちいち膨大で、その時が来るのを待ち、その時が来たら問答無用でやり抜かねばならない。
当然ここに天気が交じり合ってくる。田んぼ作業は晴れでも雨でもあまり問題ない。しかし大豆作業は畑が乾いた時にしかできないし、播種直後の大雨という法度もある。播種が本格的な梅雨入りに間に合わなければ、収量激減の梅雨明け播種というリスクに怯えながらにもなる。
なお、以前悩み倒れそうになっていた、大豆の播種前に草(特にタデ)が残る問題は、スタブルカルチの活用と稲との圃場替えで解決している。ロータリーを使った場合に比べ、スタブルカルチでの耕うん後は草の生えが悪い。圃場替えは排水が悪い2haを昨年稲と交換したという事情。稲にとっては他の圃場条件も良くなく、今後の収量に不安はあるものの、今のところ変えたことは後悔していない。そのくらいここでの大豆の栽培に苦労が多かった。
この繁忙期を控えて、昨日は半日を丸々休んだ。すでに疲れ過ぎて(飲み過ぎて?)熟睡できない症状が出ていたので、珍しく自制を(酒はいつもより多く飲んだ)。おかげで今日は体が軽い。
おお、夕方5時の合図だ。突入する前に田津地区の草管理だけはしておきたいので、まだこれからモアをかける。遊休圃場ではなく自社圃場。「多面」の活動としての遊休地の管理は、この一番の繁忙期が終ってからでないととても手が出せない。