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  • 執筆者の写真反田孝之

暑い・・。地球は大丈夫か。


コンバインの運転はまだ平気だけど、籾摺り~袋詰めが地獄。こんなことは今までに経験がない。10袋ごとで隣のエアコンの事務室に逃げ込んだり、再開を渋ってみたり。やるのが億劫で仕方がない。しかしやらねば次の稲刈りができない。制約は増えるがなるべく涼しい朝の時間だけを使ってやろう。


一つは、私の体がすっかり暑さ負けしてしまっていることがある。地肌に日光が当たるだけで不快。一度経験がある。あの時は日光に当たると体調不良で発熱したりもした。


もちろん、体調が不良になろうとなんだろうと、やるべきことはやらねばならない。ここが生き物相手の辛さ。


生き物と言えば、こいつら。住み着いた3匹のうちの2匹。これで多分被害はマシになる。しかし少なくとも大人1匹、子供1匹がまだいる。


と写真を乗せようと思ったけど、気分じゃなくなった。今回は母ちゃんを慕う子供のしぐさが脳裏を離れない。我が子を思うと涙が出てくる。あ、また出てきた。こういうのに向いてねえな。

  • 執筆者の写真反田孝之

山旅の次を書くつもりが、暇なし。イノシシ対策が進行形で、田津の遊休地管理(2巡目)が始まったところに、稲刈りまで始まったため。これからしばらくは本線が稲刈り(というより稲の調整~袋詰め作業)になる。しかしイノシシ対策はやめるわけにはいかない。


もうずいぶん前からイノシシはうちの農地に住み着いている。カメラで少なくとも大人1頭、子供2頭がいることを確認していたが、ようやく今日、めずらしく日中にその姿を確認できた。悠々と農道を、カメラに写った3匹が。私が近づくとサッと大豆畑の中に逃げ込んでしまった。


しかし足跡から推測するに、大人がもう1頭いるはず。


やつらを何とか外に出そうと、数日前から今田地区農地を囲む柵の扉を開け、米ぬかで誘導してみている。しかし柵内の米ぬかをすべて食べつくしても、柵外の米ぬかにはまったく手を付けない、つまり一歩たりとも柵の外には出ようとしない。それが今朝、初めて柵外のエサを一山だけ食べていた。これは継続していく。


もう一つ。農地内で檻を設置し、中に毎日米ぬかを置いている。そのエサをようやく食べ始めた。今朝で3日目。そろそろ落とすつもり。


猟犬を使って駆除する人がいれば、たぶんあっという間なんだろうけどね。もしいても、人間の縄張りがあるらしく、そう簡単ではないのだとのこと。さらに農地内に住んでいるのは私の勘違いではないのかという人もいる。みんな気楽でいいなあ。


ちなみに関係者の耳に入ることを期待して。今朝大豆畑に潜った3匹は、こちらが静かにしているとガサガサ動く、クラクションなどを鳴らしたり気配を出すとピタッと潜んでしまう。まあ当たり前っちゃ当たり前だな。追うのなら、横一列で畑に入って追わんとだめだ。

  • 執筆者の写真反田孝之

西日本最高峰の石鎚山(1982m)は、6年前に長男と登った。次男もその時の長男と同じ歳になった。次男の興味は途中の鎖場にあるので、ルート自体は成就社経由でなくて、一番楽な土小屋発を選んだ。

今回は、前日夕方にわずか1時間弱の瓶ヶ森(かめがもり・1897m)も拾う。


(なぜか変顔)



(瓶ケ森から望む石鎚山は雲の中)



そして翌朝、3時出発。まじか・・。息子が、泣き出すくらいにまったく眠れないらしいので。発案は息子。 (登山口で)


幸いの満月が強い風に流される分厚い雲を照らす、あいにくの不気味な空だが、当の息子はヘッドライトの明かりを頼りに嬉々として進んでいく。そしてちょうど夜が明けるころに待望の鎖場へ。早朝に出たのは結果的に大正解。他に登山者は皆無。これなら安心して鎖に取りつける。


二の鎖(長さ65m)。私はこれまで2度石鎚に登ったが、鎖場は登っていない。こういうのは好きなんだが、猿過ぎて(笑)興味がないのだ。だから様子が分からない。

(二の鎖)


取りついてしばらくは良かった。しかし途中から息子にはきつい箇所が出てくる。さらに日の出ごろ特有の現象だろう、顔の周りを無数の小さい虫が飛び交い、チクチクと刺すのだ。これに息子は閉口。


登る最中にご来光でちょっと一息。でも虫で落ち着かない。


そしてもう少しで登りきるというときに、目の前の息子の様子がおかしい。どうも戦意喪失っぽい。そしてかすかな声で「お父さん、もうだめだ」。

これには焦った。どうやら足の持って行き場を失っている上に、鎖を持つ手の力がなくなっているらしい。息子のすぐ後ろにピタッとついて、登山靴や膝を岩に当て、足がかりを作ってやる。ふと下を見ると、高所の好きな私でも股間が寒くなる。下を見るなと諭しながら、どうにかこうにか登り切ることができた。

せっかく登ったのに、どうやら落ち込んでいる息子。三の鎖はもっと難しいらしいので、パスするという。せめて顔の周りを飛ぶ虫がいなかったらもっと力を出せただろうに。


(三の鎖の前で記念撮影)



























ともあれ、山頂に。山小屋と神社のある弥山で休憩の後は、最高峰天狗岳へ。




(山頂)




この後、となりの南尖峰にも足を延ばす。



ちなみに6年前の長男。




9時にはすでに下山。帰りはフェリーで瀬戸内海を渡る。徹夜なのによく頑張った。


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