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今後この地の農業を衰退させる最大の要因

  • 執筆者の写真: 反田孝之
    反田孝之
  • 2021年8月10日
  • 読了時間: 2分

最近更新が滞り気味。2人の方から指摘された。そういってもらえるのは純粋に嬉しいもの。


はっきりいって、余裕がない。余裕というのは「時間」と「気持ち」。この両方がない。


原因はイノシシ。今田地区で今、ホトホト困っている。毎日ここに時間と気分を費やされている。今朝は仲間の田んぼがかなりやられた。よりによって彼は入院中だ。理屈でなく、何とかせねばならない。


明日、檻の位置を変えよう。そして今思った、猟具も変えよう。これから急いで田津の電気柵周りの草刈りに行こうと思っていたけど、ネットで注文だ。お盆期間で時間がかかるだろうか。少なくともお金はかかる。


この前、親父と話した。多くの人が油断しているけれど、近い将来このド過疎の田舎で農地を守ることがままならなくなる最大の要因は、イノシシの脅威なのではないかと。現実に私もくたびれている。こんなのが毎年続くと思うと、明らかに今の規模の営農は無理である。解決策はまだある。一つは金をかける。しかし農業者の努力ではペイできない。もう一つは狩猟人口「割合」を上げる。これには行政を始め複数の理解ある協力者が必要でないとならないから簡単ではない。私に暇があるならなんだって骨を折ってやるのだが。既存の組織の役職に興味のない私が力を振るうことのできる典型的なポジションだろうし。


今田では電気柵を設置することになった。その段取りを入院仲間に変わって私が仕切る。今日、半日缶詰になって資材一式を設計し発注した。しかし、盆。時期が悪かった。盆明けにならないと業者が動かんらしい。設置は早くて来週末、つまりまだ10日先だ。被害はどこまで広がるか。


今は電気柵に頼るしかない。しかし電気柵をイノシシ被害の有力な対策と思うことなかれ。特に行政の方には。基本は防御に置くべき。あくまで防御を基本にして、駆除を側面攻撃とし、電気柵はどうしようもない時の最後の手段だ。電気柵前提の営農は、・・採算の取れる営農は・・不可能だ。ここが大事。


久しぶりにいっぱい書いてしまった。早くわなを発注して田津の電気柵周りの草刈りに行かねば。雨上がりは巻き付いた草からの漏電がひどく、電気柵がほとんど効かないのだ。

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