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新聞での連載

  • 執筆者の写真: 反田孝之
    反田孝之
  • 19 時間前
  • 読了時間: 2分

自然栽培の普及に関連して。そういえば、2023年7月から2025年3月まで19か月にわたって業界新聞に月1の連載をさせてもらっていた。購読層はほぼ農業関係者に限られる。といっても全国紙でそれなりの購読者数だから、かなり気を使って書いた。


というのも、当然ながらネタは自然栽培にまつわることになる。しかし農業界は全体で見れば圧倒的に慣行栽培が多く、我々のような栽培をしている人は一握り。そしてそれに比例するように立場の強さが決まりかねない。例えばSNSで私が知っている会員1万人のグループでは、有機や自然の実践者はけちょんけちょんに叩かれる。バカにされているといってもいいくらいだ。そういう読者層に対してせっかく書く機会をいただいたのだから、分かる人にだけ分かればいいよと割り切って、圧倒的大多数の人からバカにされて鼻で笑われて無視されるのではあまりに惜しい。それで1人でも多くのそういう人たちに興味を持ってもらうために書いてみようと、いわば自分なりのチャレンジとして引き受けた。それで気を使う羽目になったのである。


実際に書いてみてかなり難儀な思いをした。まず物理的な問題、字数があまりに限られていること。まずは字数を気にせず書きなぐる。するとだいたい倍は書いてしまう。それを趣旨の構成を保ちながら13字×61行(770字程度)に削るのが大変のなんの。それから日々が慢性的に忙しいため書く時間がなかなかとれない。ブログ書いてんじゃんと言われても、これは気楽に書き殴るだけの余暇だからまったく別物。一度だけ2時間くらいで書いて送ったこともあった。送稿は締め切りをたいてい1日過ぎた。


次に表現の問題。単に肥料を使わない栽培ということを前面に出し、自然栽培という言い方はほどほどに、肥毒という言葉は封印、精神性については絶対に触れない。普通の慣行農家と何ら変わったことはしていないし、変わった思想は持っていない、単に人並みに儲けたい、というスタンスを意識した。自然栽培をしている人からするときわめて微妙で不文だったことだろう。


果たして肝心の自分なりの目的は達することができたのか。連載は当初7か月の予定がさらに1年間延長となったし、慣行農家や有機農家からもわずかながらも反響があったので、まあ及第点だったのではないか。伝えるという行為は、いつでもどこでも永遠のテーマ。普及のためにはいろいろなスタンスの人がいろいろな角度で伝えようとすることが有意義なのだとすれば、私のこのチャレンジはいくらかは甲斐があったのだと思いたい。

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