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因果な仕事

  • 執筆者の写真: 反田孝之
    反田孝之
  • 2024年7月19日
  • 読了時間: 1分

小学校は1学期最後の日ということで、朝から元気な小4と特に小1の我が子。まあ賑やかなことで、相手をするのが大変だった。静かで落ち着いた朝にあこがれる。


もちろんそれが勘違いであることも知っている。いつかそうなるであろう、寂しい朝。静かではなく、寂しい朝。あんな日があったなと、しみじみ思い返す日がそのうち来ることだろう。


そんなことを思いながら、昨日イノシシが捕獲された現場へ。いた、ウリ坊が4匹。そうか、4匹いたか。母ちゃんは乳が張ってたので、まだ乳飲み子か。おまえら、山で暮らせ、もう出てくるな、と呼びかける。乳飲み子なら、可哀そうだがこのまま「みてて」くれればとも思う。


それにしても農業とは因果な仕事だとつくづく。死後は極楽に縁があるのかどうか。しかし後方支援でなく、先端である現場に好んでついた我が人生だ。自ら汗をかき、自ら骨をすり減らし、自ら殺生をし、土を活かし、多くの人に喜んでもらう人生だ。これからも粛々と、田舎人らしく、なんでもかんでも飲み込んでいく。

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