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市道沿いの防護柵案が

  • 執筆者の写真: 反田孝之
    反田孝之
  • 9月4日
  • 読了時間: 3分

更新日:9月5日

今日はちょっと涼しい~。稲刈りの準備が急ピッチで進んでいる。


イノシシの防護柵のネタの続きを。


​我が家では少し前から毎晩イノシシが庭に現れるようになった。梅の実というか種をかみ砕く音が「カリッ、ポリッ」と響くので目が覚めて眠れなくなる。庭こそは雅ねえが言うように、柵周り(要所に柵を巡らせている)の草や庭木の足元を刈り上げて見通しを良くしておくべきだろう。しかしその暇がなくている。


さて本題。


前回書いたように今田地区のイノシシは外周からは入らなくなった。入るのは市道の開口部からだ。それで市道の両側に電気柵を張った。総延長1900m。しかし飛び越えて入ってくる。次に超音波の撃退機を導入。しっかり稼働してくれたうちは高い効果があったが、そのうちセンサーの感度が低下したり、ソーラー発電ができなくなったり、そういう調子の悪い時に入ってくる。


それで最後の手段として、市道の両側に、電気柵ではなく防護柵を設置しようという話になった。つまり市道によって分けられる2つの大きな農地の塊を、それぞれで既存の防護柵と合わせてぐるっと囲ってしまおうというのだ。問題は予算。多額なので現実的には「多面」の金を使ってやるしかない。しかしここでその補助金を使うための世話役の人がのらりくらりと協力してくれない。人間関係の難しさがあって計画はすっかりとん挫してしまった。


(この道の両側に防護柵を立てようという計画)

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しばらくして、この現状を知った市が、県の事業があるからそれで設置しようと言ってくれるではないか。距離が長いので数年かかるとのことだが、それでも嬉しくてならない。ゆくゆくはイノシシ被害の心配と、進入を防ぐための日ごろからの管理作業から解放されるのだ。防護柵の地際の草の管理だけは面倒になるが、現状と比べればかわいいものだ。


ところが市から思いもかけないことを告げられた。県が、市道の片側の防護柵は認めてくれたが、一方の片側の防護柵は認めてくれないのだと。しかも理由が、既存の防護柵、つまり前回まで書いて来た堤防沿いの防護柵の周囲の草刈りがなされていないからだという。草刈りがなされていない → 管理能力がない → 税金使って新たな防護柵を立てても効果が期待できない、という理屈なのだとか。おいおい、ちょっと待てよと。管理自体は見回りや補修を常にやっているし、草を絡ませたからまったく入って来なくなったというのは、前回までに書いた通りだ。費用対効果ならばっちりではないか。


市から、どうしますか?と。つまり事業のために防護柵周りの草を刈るかどうかと。バカ言っちゃいけない。なんでそんな莫大な労力をかけてイノシシを呼び込むことをしなきゃならんのか。


続く。

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