損ねた大豆
- 反田孝之
- 7月8日
- 読了時間: 2分
今年は初っ端から損ねた大豆。1.5巡目の除草を終え、2巡目真っ只中。1.5巡目とは、1巡目が上手く行かなかったのでそのリカバリーだ。上手く行かなかった理由は、播種後に大雨が降ったからだ。
播種が6月17~20日。そして22日から雨が5日連続で降った。これで草の発芽が早くなる。一方で、この期間の25日には、最大1時間降雨量は22ミリ、最大10分間降雨量が8.5ミリを記録(ともに桜江観測地点)。これは梅雨の間に1~2度あるかないかの数字。これで畑面が叩かれてクラストを形成したせいか、大豆の発芽が遅くなった。大豆に比して草が多く大きくなったので、1回目の除草の精度が落ちたわけだ。幸いその後が、今に続く好天なので、1.5巡目を挿入し、女房の手取りも入れて、何とか草ぼうぼうは免れるくらいのリカバリーはできている。
じゃあ今年は何を損ねたのかというと、草ではなく発芽率だ。圃場による差も大きいものの、平均すると5~6割くらいだろう。近年は見切ったとばかりに95%以上が当たり前だったので、今さらこの発芽率は悔やまれて悔やまれてならない。原因はクラストだけでなくおそらく複合的だ。種由来、圃場由来、作業由来、そしてクラストの雨由来。油断もあったし、不運もあった。この改善には今後は自信を持っているので、今年はジッと飲み込んでこれからの管理を頑張っていきたい。
(歯抜けや1本しか生えていない株が目立つ)

そう、猛暑の夏を前にして、昨年の状況を顧みても、おそらくこれからの管理が重要だ。歯抜けの畑を見るにつけ、テンションがいまいち上がらないのだが、暑さに動じず土寄せまでは油断せずにやり遂げ、そしてとりわけ開花期以降の入水管理をしっかりやらねばならない。
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