自然栽培実践者としてのプライド
- 反田孝之
- 11月11日
- 読了時間: 2分
更新日:11月13日
一昨日、ようやくお米の色選がけが終わり、数量も確定し、お米の販売先への割り振りもほぼ決まった。大きな区切りが一つついたのだから気分は幾分晴れやか。いつもならここでコルトゥラーダのワインを開けて打ち上げと行くし、ちょっと前までその気満々だったのに、すでに11月繁忙期が始まり、段取りはぐちゃぐちゃ、頭の中ぐちゃぐちゃ、体もぐちゃぐちゃで、さすがにその気分ではなくなった。
今年はお米が豊作と何度も書いてきたけれど、終わってみて、くず米も異常な多さだった。網下と色選くずを合わせて2トンちょっと。くず米率は12%に近い。圃場によって違い、網下と色選くずの割合も様々。今後に活かすための分析は大雑把なところではできているので、細かいところは冬にでも詰めたい。
この度くず米が多かったのは当地での明らかな傾向らしい。しかし大豆の青立ちだってなんだって、地域の傾向と無関係に収量を上げることこそ、プロとしてのプライドであり、自然栽培実践者としてのそれでもある。自然栽培だからできたのだ、みたいな。それを実現する技術を蓄積していくことを念じてずっとやってきたし、これからも、さあどうか、勘によれば、少なくとももう10年は同じように足踏みをしていると思う。
なんて、のんきなことを言っているが、今疲れて眠くてたまらない。空想で寝たことにしておいて、午後からはゴボウの播種に向けた段取りに行く。



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