というより大豊作だ
- 反田孝之
- 7 日前
- 読了時間: 3分
ゴボウ収穫、諦めていた圃場の2日目。収穫機を圃場のあちこちにくまなく走らせてみて、やはりいい。しかも、昨日の試し堀よりさらにいい。1m当たり3.3キロ、しかもほぼA品。これは明らかに大豊作の部類だ。
(きれいなので切るのも楽で早い)

あの冬の生育状態を思えば、どうしてここまでいいのかが不思議でならない。子葉は早々と落ち、葉は色が悪くいじけた様に生育せず、縁にはかなり枯れが入っていた。そしてとどめは根を抜いてみると線虫被害のような典型的な「くびれ」がどの株にもことごとく見られた。こういう根は例外なく伸びないのだ。
(2月21日。秋播きトンネル栽培でここまで悪いのは見たことがない。)

この圃場のすべてがこうだということが判明したときの絶望が、昨日のことのように思い出される。まずは気を取り直しても、最大の問題は、この圃場をどうするかということ。このまま栽培するということは、あのろくでもない除草作業を引き続き続けなければならないのだ。あの除草作業は、これさえ凌げば豊作のゴボウが間違いない、と信じられるからできる作業である。ほぼ収穫がないと分かり切っている圃場でそれができるか。
しかし一方で放棄するのにも勇気がいる。それはここまでかなりの労力がかかっているからだ。ゴボウは、とりわけ秋播きトンネル型の作型は、ここまでに大半の労力を割いている。それを思えばそう簡単に諦められるものでもない。そういうことでとりあえず除草作業を継続することにした。もう全滅さえしてなければいい、いくらかでも救えるならいい、の一心で。
そして一か月くらいの後、予想外に葉っぱの色が出てきた。これは良く育つ場合のサインでもある。そして女房が言う。「今日何本か抜いてみたけど、くびれがない株がかなりあった」と。え?それじゃあ「くびれ」が治ったということじゃないか。そんなことがあるのか、たまたま抜いてみたのが良かったんじゃないか。でも壊滅ではなさそうだと。その頃もまだ期待はその程度だった。
そして春が過ぎ、地上部が隣の順調に育った圃場とそん色がなくなり、洪水でダメにする危機を乗り越え、大豊作の収穫に至った。つくづくわからないものだ。そして洪水が来なくて本当に良かった。上流の降雨量予報が当たっていれば、当たっていなくてもいくらか減るくらいでは、畑は沈んでいた。そうならなかったのは、予報から半減だったからである。
今のところ水稲も調子がいい。残るは大豆。今年久しぶりに儲けるためには2年連続失速の大豆にかかっている。その大豆が、経験がないくらいにひどいことになっている。またあした。




コメント