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  • 執筆者の写真反田孝之

一昨日から種もみの催芽。呆れた。何と48時間もかかって、これだけでも経験がないというのに、なんとムラが多くて催芽率が7割程度という惨状。


作業も堪えた。日曜の朝一で開始。これまでの経験で月曜の夜までには終わると踏んだ。しかし終わらない。火曜(今日)の朝まで放っておくのは怖いので、寝袋をもって事務所へ。3時間おきに起きては様子を見たのに甲斐なく、結局朝までかかって9時に止めた。何だ、家で寝れたよ。おかげで寝不足。


種籾の予措というのは何年たっても奥が深くて難しい。しかも以前は悩んだ記憶がないし、記録上でも年々苦戦する傾向が明らかだ。自家採種の絡みがあるのかどうか。いろいろ調べつくした上に、到底書ききれないほどの自分なりの仮説があるにはある。しかし1年に1度の作業だ。検証するのに何年もかかる。


それでも今年は2回に分けてやることにしたので、もう1回実施できる。でも浸種中の今から変えれることは知れていて、先ず浸種時間からだ。あと温度も少し上げようか。これまでの人生でずっと25度でやってきた。

  • 執筆者の写真反田孝之

以前こんなことを書いた。→「柔軟剤で参っている」 そしてこの度、耳にしそうで意外と聞いたことないなあという事例がついに来た。作物から柔軟剤の匂いがしてクレームになったと。サツマイモに柔軟剤の成分が付着していて、原因はサツマイモにかぶせた毛布だったらしい。 うちでもこの事にはずっと気を付けている。我が家では柔軟剤などは一切使わんので、パートさんやアルバイトさんについてだ。においが気になる場合は、使用しないよう訳を伝えている。「じゃあ(バイトを)やりません」と断られ(かけ)たことが一度だけあった。 ちなみに有機JASでは、蚊取り線香は禁止。匂いではなく、灰(化学物質)が畑などに入るからだと。その代わり虫よけスプレーはOK。いやいや全然だめだろう、と突っ込みたくなる。こういうところからして不思議な制度だ。あ、ずいぶん前の情報だから、決まりが変わってなければね。当然うちでは全部禁止。匂いが付くから。 柔軟剤や虫よけスプレーなど以外でも匂いのするものはある。香水とか化粧とか。きつい人が稀にいる、と前回は書いたけど、ぶっちゃけて言えば来客の9割は化学臭がする。でも普通は事務室対応で農産物に匂いが付くことはないが、我々が不快だから、帰られた後は大抵戸や窓を開け放して換気をすることになる。真冬の寒い日や真夏でエアコン効かせた日は辛い。 お化粧はそれなりに仕方がないとして、柔軟剤や香水は使わないわけにはいかないものだろうか。他人を困らせてまで使うメリットが私には1ミリもわからんのだけど。

  • 執筆者の写真反田孝之

相変わらず暖かく風の弱い日が続く。ゴボウトンネルは4日前に開けたっきりで、どうやら明後日の夕方まではこのままでよさそう。いくら何でもこの時期に考えられない。 今年は桜も早い。朝のゴミ出し時の写真。


当地では大体3月中に咲き始めれば早い方だったのに、近年は明らかに開花が早くなっている。記憶では2018年からが顕著。この時は三江線の廃止日である3月31日に桜が満開で、珍しさと出来過ぎの演出に驚いてよく覚えている。その後も、さあ記憶がちょっとあいまいだが、早いんじゃなかったか。


そして今年、今日はまだ24日。この早さが初めから「確実に」分かっていれば、農業経営はもう少し粋なものになるはずなのに。と言いつつ、旧暦では今年は確かにこの傾向が予知できる。そして地域の大先輩がやっている「寒試し」でも実はこの時期の暖かさを言い切っている。


私はこういう昔の技術をまったく否定はしていないのだが、あまり思い切ると外れたときに怖いことと、人間社会の都合があることとで、農作業の管理上では意識して無視をしている。 ちなみにこの寒試しでは、5月は前半を中心に天気が悪い、8月上旬の台風、などが読み取れるらしい。外れて欲しいから真に受けない、ということもある。人間とは難儀な生き物だ。

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